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ネット野菜宅配オイシックスと大地を守る会が経営統合。農業改革の後押しに期待!

時事ニュース yoshikawa 2016.12.26(月)

2016年12月22日にインターネットで食品宅配サービスを手がけるオイシックス株式会社(東京都目黒区)と野菜宅配サービスを手がける株式会社大地を守る会(千葉県千葉市)が2017年を目処に経営統合することを明らかにしました。
 
経営統合が実現すれば、食品宅配分野におけるEC事業を牽引することにも期待できることに加え、アベノミスクが掲げる農業改革への後押しとしても期待できます。
 

 

高付加価値で安心安全にこだわった食品宅配サービスを手がける

オイシックスは、高島宏平社長が2000年に立ち上げた食品宅配事業で、当時ネット上で食品事業を手がける事業者が少なく、食品分野においてネットビジネスを展開することで他社と差別化を図ってきました。
 
企業理念として「より多くの人に、より豊かな食生活を」を掲げており、単純にインターネットで食品を販売するだけではなく、品質が高い食材を扱うことに加え、短時間で料理が可能な料理キットや無添加食材を中心に安心安全な食品を提供するなど、共働きや健康思考など時代の変化にマッチした独自性のあるサービスを提供しています。
 
大地を守る会は、元は1975年に発足した非政府組織(NGO)である「大地を守る市民の会」がルーツとなっており、現在約2500の契約農家と共に、無添加で安心安全な農産物や畜産物、水産物を提供しています。
 

健康志向の高まりや共働き世帯の増加、高齢化で成長余地が高い


 
近年では、共働き世帯の増加に加え、アベノミスクが掲げる「働き方改革」の1つである「女性活躍推進法」などで、女性の活躍も今後さらに広がることが予想されます。また、健康志向の高まりにより添加物が少なく安心安全にこだわった食品が求められていることや、少子高齢化で高齢者層の人口増で「買い物弱者」問題が議論されるなど、食品宅配サービスは今後の時代の変化に無くてはならないサービスとなりそうです。
 
オイシックスの2016年3月期の売上高は201億5800万円で純利益が5億3800万円と過去5年間連続で増収増益を達成しています。また、同社の会員数は2016年3月期の11.1万人から2017年3月第二四半期には12.4万人と会員数も右肩上がりで増加しています。また、過疎地などに移動スーパーサービスを提供している「とくし丸」を2016年5月に子会社化するなど、高齢化を見据えた事業戦略も強化しています。
 

アベノミクスが掲げる農業改革への後押しとしても期待


 
アベノミクスが掲げる「農業改革」では、JA全中による地域農業の指導権と監査権を廃止することで、JAの役割が大きい農業市場にメスを入れ、民間企業が加わることで、農業経営の効率化を目指すことで、生産性を向上させる他、日本における食料自給率のアップを目指し、TTPによる世界進出も後押しします。
 
既に、オイシックスや大地を守る会では、農家と直接契約を行いインターネットで販売していることから、今回の経営統合により市場規模が大きくなれば、農業改革への後押しにつながり、日本の農業の活性化につながることも期待できそうです。
 


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