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マイナス金利政策により注目が高まる個人向け社債の魅力

時事ニュース yoshikawa 2016.02.21(日)

2016年1月31日の記事「マイナス金利とは何か?貯蓄から投資への転換」において、マイナス金利政策導入することで経済活性化を後押ししていくことを紹介しました。我々個人においても、株や債券等の利回りが金融商品で運用していく必要が高まって来ました。
 
しかしながら、不況の余韻が残る中できるだけ元本割れのリスクを抑えつつ安全に運用したいと考える方も多いです。そこで、個人による債券購入の需要が増えることを見込んで「社債」を発行する企業が増えつつあります。今回は「社債」について詳しく紹介します。
 

 

社債とは?

社債とは企業が資金調達を目的として発行する「債券」です。債券を発行することで、投資家から事業に必要な資金を借りることになります。
 
通常であれば企業は事業に必要な資金を調達する際は金融機関より資金を調達するのが一般的ですが、資金を調達する金融機関が保有している資金も顧客から預かっている資金になります。そのため、我々消費者が銀行にお金を預けていることは、間接的に企業へお金を貸していることにもなる訳です。
 
社債は、企業と投資家の間に金融機関を挟むことなく資金を調達する権利となります。そのため、「社債を購入する=企業に資金を融資する」ことになります。
 

株式投資に比べるとリスクが低い

社債は企業に資金を融資することになりますが、株式投資と比べるとリスクが低いのが大きなメリットとなります。
 
株も企業に投資するという観点では社債と似ていますが、社債と株の違いとしては、前者は単純に企業へお金を貸しているのに対して、株は企業へ出資することでオーナーとなり経営権が与えられることにあります。そのため、社債と株では投資家に与えられた権利が異なってきます。
 
資金の取り扱いにおいても社債と株は大きく異なっています。社債はあくまでも融資する契約になりますので、必ず償還日が設定され、償還日には金利と合わせて融資した資金が返却されることになります。そのため、企業が存続している限り元本が保障されるため、倒産を除けばリスクは低いといえます。当然企業が倒産するなどの事態になれば融資した資金は返却されません。
 
一方で、株は企業に出資していることになりますので資金の返却する義務は生じません。株を現金化するには株式の時価で売却することになりますので、購入した時より時価総額が高ければリターンが得られ、逆に低ければ損をしてしまうことになります。
 

預金と比べて利回りが高い

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首都圏では既に引退したJR西日本の国鉄型103系が現役。(京都府宇治市:筆者撮影)
 
いくらマイナス金利政策により資金が借りやすくなったとはいえ、資金を融資する際に金融機関を間に挟むことで、融資を受ける企業側が支払う金利は高く設定され、お金を預けている顧客としては得られる利子が低くなるデメリットが生じてしまいます。
 
そこで、企業が銀行を挟まずに直接投資家から資金を借りることで、融資を受ける企業が支払う金利を低く抑えることができ、お金を融資する個人としても銀行預金に比べて高い利回りが得られるメリットが生まれることになります。
 
マイナス金利制作により銀行預金に対する金利上昇が見込めない中、個人における社債購入のニーズが高まると予想される中、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)が2016年2月19日に発表した40年債の利回りは1.575%など、銀行預金に比べるとはるかに利回りが高いと言えます。
 
JR西日本では、大阪環状線を中心に老朽化した車両の置き換えや駅構内のリニューアルを進めており長期的に借入を増やすとしています。
 


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