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輸出関連株が上昇傾向に!株価上昇背景とその理由とは?

時事ニュース yoshikawa 2016.11.03(木)

自動車や電機など輸出関連株が上昇傾向に推移し始めています。2015年のチャイナショックや2016年の英国EU離脱問題など株価がさえない動きをしていたことから、わずかながらに希望の光が見え始めています。
 
今回、輸出関連株が上昇し始めた背景とその理由について解説します。
 

 

トヨタ自動車の週間上昇率は1.2%、スズキは1.5%と年初来高値更新

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トヨタ自動車株価推移(出典:SBI証券
 
10月下旬頃より輸出関連株の上昇が目立ってきたことにより、自動車や電機関連銘柄の株価も堅調に推移しています。
 
トヨタ自動車(7203)の10月24日から27日の週間上昇率は1.2%、マツダ(7261)が4.2%、スズキ(7269)が1.5%、三菱電機(6503)が3.0%、日立製作所(6501)が1.6%、パナソニック(6752)が0.6%となっています。
 
スズキと三菱電機に関しては、年初来高値を更新しており、特に、スズキはトヨタ自動車と技術と環境面において業務提携を行ったことも影響し株価を押し上げた格好となっています。投資家の間でも輸出関連株への業績改善への期待が高まっていることが伺えます。
 

原油高と米国の利上げ観測による円安進行へ

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ドル対円為替推移(出典:SBI証券
 
2015年のチャイナショックや2016年の英国EU離脱問題などを受けて、輸出関連株がさえない動きをしていましたが、輸出関連株が上昇傾向に推移している背景としては、原油高と米国の利上げ観測による為替が円安へ進行していることがあげられます。
 
2015年頃より中国の景気後退などによる原油輸入が減少したことやハイブリッド(HV)車や電気自動車(EV)など石油への依存度が減ってきていることで原油安となっていました。そのため、リスク回避として円を買う動きが活発になったことから、為替が円高となり、輸出関連株がさえない動きをしていました。
 
しかしながら、石油輸出国機構(OPEC)が減産方針を明らかにしたことで、原油高が進行することに期待が高まり、お金が資源国に集まることで円を買う動きが少なくなるため、為替が円安へ推移することが予想されます。
 
また、米国の利上げ観測の高まりも為替に大きく影響しています。利上げを行うことで銀行が中央銀行に預ける際の金利が高くなることで、新興国などに分散していたお金がドルに集まることで、為替が円安ドル高へ推移します。
 

円安が進むと輸出関連企業の業績改善に期待できる

自動車や電機などの輸出関連企業は、為替が円安に推移すると業績改善に期待できます。自動車や電機は日本の基幹産業として、国内でものづくりを行い、国外に輸出して売ることで収益を得ることから、円安に推移することで収益が多く得られます。
 
例えば、電子レンジを円安で1ドル120円の時に200ドルで販売した場合、日本円にしておよそ24000円の売上が得られます。逆に円高で1ドル100円の時に冷蔵庫を200ドルで販売した場合、日本円で20000円の売上になることから、為替が円安になることで4000円も多く収益が得られるわけです。
 
そのため、現在投資家の間では、円安へ推移する予兆をあらかじめ掴み、株価に織り込んでおくことで、後に上昇した際に利益を得ることに期待できます。
 


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