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楽天が排出権取引やネガワット取引の仲介サイトを開設へ!

時事ニュース yoshikawa 2017.03.27(月)

楽天は、二酸化炭素(CO2)の削減量を取引する「排出権取引」や節電した電力「ネガワット取引」を仲介するウェブサイトを立ち上げることを明らかにしました。CO2の削減量や節電した電力を売買する場合、売り手と買い手で個別に交渉を行うなどで取引を行っていましたが、仲介サイトを利用することで、売買をマッチングして取引を活性化する狙いがありそうです。
 

 

排出権取引とネガワット取引とは?

排出権取引は、冒頭で記載しているとおりCO2削減量を取引するもので、CO2は地球温暖化の原因とされることから、削減していくことを世界中で促していますが、国や企業が目標以上のCO2の削減に成功した場合は、余ったCO2の排出量を売却できます。逆に、目標に達成できなかった場合は不足分を買い取ることができます。
 
ネガワット取引も同様で、節電を行う上で目標以上の節電に成功した場合は、余った電力を売却できます。逆に、電力が不足している場合などにおいて電力を買い取ることができます。
 

CO2削減や電力の安定供給にも期待


 
日本政府は、2050年までに温暖化ガスを80%削減する目標としていることから、家庭や企業が削減に向けた取り組みを行える仕組みづくりが重要になります。
 
排出権取引の場合、CO2を削減することで国や企業はその見返りとして報酬が得られることから、CO2削減に対する取り組みを強化することにつながります。電力も同様で、節電に応じることで報酬が得られることから、意識的に節電に協力する企業や家庭が増えると予想されます。
 
特に、東日本大震災により原子力発電の安全性が問われたことから、原子力発電の稼働が停止されたことで節電への協力要請が強化されたのは記憶に新しい出来事でしたが、節電で余った電力を必要としている需要家に提供することで、電力を有効に使うことができます。
 
排出権取引やネガワット取引が活性化することで、家庭や企業が意識的に取り組むことからCO2の削減や電力の安定供給につながることに期待できます。
 

節電や環境意識の高まりや仲介事業参入増加で取引活性化に期待

楽天は、排出権取引とネガワット取引の仲介サイトを福岡市の新電力会社「グローバルエンジニアリング」と共同で立ち上げます。仲介サイトを運営することで、環境意識が高い企業同士をマッチングを行い、両社の取引が成立した時点で支払われる仲介手数料を得る仕組みです。
 
ネガワット取引は、米国や英国では既に普及していますが、経済産業省が節電料の算定方法などを示したガイドラインを作成したことから、節電や環境意識の高まりから排出権取引やネガワット取引は今後増加していくことが予想されます。
 
今回の楽天の他、NTTや大阪ガス、東芝も仲介事業への参入を表明しており、競争が激化することも考えられます。


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