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動画配信サービスの参入と撤退が相次ぐ。優勝劣敗が鮮明に

時事ニュース yoshikawa 2017.04.27(木)

ネットフリックスやフールーなどパソコンやスマートフォンでいつでもどこでも気軽に閲覧できる動画配信サービスの参入が相次いでいましたが、近年、動画配信サービスから撤退する動きも見え始めており、優勝劣敗が鮮明になってきています。
 
従来のテレビとは異なり、インターネットを介して好きな時に好きな番組を見ることができることから動画配信市場の拡大が期待されていましたが、サービスが乱立したことや消費者の嗜好の変化に左右されやすいビジネス展開の難しさが改めて認識させられます。

 

 

動画配信サービスは月額無料もしくは定額で見放題で市場規模拡大も期待

現在、日本国内で展開されている動画配信サービスは、米国の「ネットフリックス」や「フールー」の他、アマゾンの「プライムビデオ」、国内勢ではサイバーエージェントの「Ameba TV」、エイベックス系の「UULA(ウーラ)」、CD・DVDレンタル事業を展開しているゲオがエイベックスと提携してサービスを展開している「ゲオチャンネル」、東映系の「ボノボ」が展開しています。
 
ネットフリックスは650円から、フールーは933円、プライムビデオは325円、ウーラは467円、ゲオチャンネルは590円でチャンネルが月額定額で見放題になるのに対し、Amabe TVは広告収入より収益を確保するビジネスモデルを採用することから閲覧は無料で行えます。一方、ボノボに関しては作品ごとの課金方式を採用しています。
 
動画配信サービスが注目されている背景としては、スマートフォンやタブレット端末などの普及で消費者がいつでもどこでもネットワークに接続できる環境が整ったことにあります。放送時間帯が決まっているテレビ番組のデメリットを補う形でいつでもどこでも好きな番組が楽しむニーズを取り込む狙いがあります。
 
2017年4月27日付の日本経済新聞朝刊によると、「国内の動画配信市場は22年度に約2200億円になると予測する。16年度比で3割ほど伸びる見込みだ。」としており、動画配信市場は拡大が期待されています。
 

UULA(ウーラ)やゲオチャンネルが今年中に撤退へ

いつでも、どこでも好きな番組が楽しめる動画配信サービスの市場規模拡大が期待されている中、国内勢を中心に動画配信サービスの撤退も相次いでいます。ウーラは2017年3月末に動画配信サービスを終了し、ゲオチャンネルも2017年6月を目処にサービスを終了する方針です。ボノボも2017年夏を目処にサービスを終了することを表明しています。
 
ウーラに関しては、ソフトバンクと提携してスマートフォン向けのコンテンツとして取り入れられていましたが、ネットフリックスが上陸した際に、ソフトバンクがネットフリックスと提携を行ったことから継続的なサービス展開が厳しくなったとしています。
 
ゲオチャンネルは2016年3月にサービスを開始して以来わずか1年でサービス終了となりますがCD・DVDレンタル店舗にて会員獲得を行ったが、想定通りに会員獲得が出来なかったとしています。
 

動画配信サービスの乱立で差別化難しく持続的なサービス提供は困難に


 
動画配信サービスは市場規模拡大を期待して各社さ相次いで参入しましたが、このタイミングで優勝劣敗が明確となりました。動画配信サービスの参入が相次いだことで、サービスが横並びとなったことで差別化が難しくなったことから、各社の特徴を消費者に追求できなかったことが要因であると考えられます。
 
また、動画配信サービスだけではなく、ゲームやSNS、キュレーションサイトなど消費者向けサービスは流行など嗜好の変化が激しいことから、常に先端のトレンドを追求しなければ持続的な事業展開は困難です。
 
単純に市場規模の拡大を追求することや他社が展開している同類のサービスを横並びで展開することよりは、他社が持っていない自社の強みをを最大限に活かし、顧客の課題解決につながるサービスを提供することが事業を持続的に展開できるポイントであるといえます。
 


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