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エヌビディアとBaidu(百度)が自動運転と人工知能(AI)分野で提携!

時事ニュース yoshikawa 2016.09.22(木)

米国の画像処理半導体大手の「エヌビディア」が中国検索エンジン大手「Baidu(百度)」と自動運転と人工知能(AI)の技術分野で提携することを明らかにしています。
 
自動車制御がガソリンからコンピューター制御に移り変わっていく中で各社が自動運転開発を進めていますが、自動運転を実現するにあたり、人工知能(AI)の役割も大きいことから今後の開発にも期待が高まると同時に、Baidu(百度)の技術開発で中国の技術分野の地位が高まるのかも注目です。
 

 

自動運転プラットフォーム「Cloud-to-Car」を共同開発

中国の検索エンジン大手「Baidu(百度)」と「エヌビディア」は、共同で自動運転プラットフォームである「Cloud-to-Car」を開発しており、エヌビディアの人工知能(AI)を搭載したECU「DRIVE PX 2」を採用する予定です。2016年9月1日にエヌビディアと人工知能(AI)を活用した自動運転開発で提携し、今回のプラットフォームの開発はその第一歩となります。
 
Baidu(百度)は、中国の間で最も多く使われている検索エンジンとして高い知名度を誇っていますが、近年では、自動運転技術開発に注力しており、新たな成長の柱として位置づけています。
 

人工知能(AI)分野の技術開発で先行するエヌビディア

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ECUイメージ(出典:ぱくたそ)
 
エヌビディアは、画像処理半導体を中心とした事業を行っていますが、近年では人工知能(AI)分野の技術開発で先行していることで注目を集めています。人工知能(AI)の技術開発の一環として、世界で始めて人工知能(AI)を活用して、自動走行を実現したECUが「DRIVE PX 2」です。
 
「DRIVE PX 2」は、1つのSoC(プロセッサーIC)で車載カメラやレーザーレーダー、超音波センサーなどの複数のセンサーからのデータを処理可能で、車両の周囲状況を認識し、地図や画像データなどを組み合わせて、自車の状況を高精度かつリアルタイムに表示し、状況に応じた車両の制御が可能になります。
 
自動運転は、比較的複雑な操作が必要としない高速道路での自動運転は容易な状況ですが、同ECUにより、高速道路だけではなく、2地点間を結ぶ自動走行の実現や将来の完全自動運転を見据えた拡張性を備えているのも特徴です。
 

Baidu(百度)は広告収入に依存しない事業体制の構築へ

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百度検索結果画面(筆者撮影)
 
Baidu(百度)の広告収入は売上の96%を占めている状況ですが、2016年4月に起こった大学生のがん治療の為にBaidu(百度)の検索エンジンに表示されている広告経由で治療を受け効果がないまま病死したことを受けて、病院側が巨額な広告料を払って上位表示させていた不正広告問題により、2016年4~6月期の決算は純利益が前年同期より3割減少24億1400万元(約380億円)となりました。
 
百度は中国当局より業務改善命令を受けたことで、顧客の信頼を回復するために新事業へ力を入れる方針を表明し、自動運転や人工知能(AI)分野に力を入れること明らかにしています。
 
不正広告を受けて、売上の大半を広告収入が占める中、これまでも不正広告が横行していたことから広告収入による依存から脱却し、自動運転や人工知能(AI)などに注力することで、顧客の信頼回復と収益源の多角化を図るものと見られます。
 


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