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「民泊」のホストとゲストの視点で見た3つの課題

時事ニュース yoshikawa 2016.06.06(月)

2回にわたって民泊について解説してきましたが、宿泊施設不足による外国人旅行客の受け入れや地域活性化といった経済効果が期待できる反面、旅館業や建築法などの法律も問題も解決していく必要があります。今回は、実際に民泊として部屋を貸す側(ホスト)と利用する側(ゲスト)の立場で考えた場合の課題を考えてみます。
 

 

セキュリティの問題

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鍵イメージ写真(出典:ぱくたそ)
 
民泊であげられる問題の1つとして「セキュリティの問題」です。セキュリティの問題はホストとゲストの両者に及びます。
 
まず、マンションやアパートを一部屋貸す場合、鍵の受け渡しが必要ですが、ゲストに鍵を手渡すことで、鍵を複製されるリスクが発生します。
 
マンションやアパートの場合、ゲストが変わるたびに鍵を変更することは難しく、ゲストが変わっても同一の鍵を使用することが大半です。複製された鍵が悪用された場合、部屋に第3者が出入りできることになり、ゲストにとっては手荷物の盗難などのリスクが高まります。
 
また、マンションでオートロックを導入している場合、鍵を複製されることで、マンションの共有部分に実質誰でも出入りできる状態となってしまいます。そのため、同じマンションに1室でも民泊として貸し出している部屋があることで、近隣住民にとってもセキュリティ上大きな不安です。もし、近隣住民に何かしらの影響が及んだ場合、ホストである貸し手に責任追及されることも考えられます。
 
マンションの管理組合では、セキュリティ上のリスクを懸念して管理規約に民泊禁止事項を盛り込む事例も増えています。
 

文化の違いによるトラブル

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各国の国旗を描いたカード(出典:ぱくたそ)
 
文化の違いによるトラブルも事例として多く取り上げられています。世界には多くの文化や考え方が存在し、我々日本人の予想もしない出来事がおきることも多いです。
 
例えば、部屋の備品を自分のモノであるかのように乱暴に使い破損させ謝罪がない、鍵の受け渡しの時間に大幅に遅刻して悪びれた様子がない、床暖房のスイッチをゲストが勝手に触ってしまい床が暑くなったので火事だと思い込みパニックになった。といったトラブル事例があります。
 
日本人の考えであれば、あまり発生しないトラブルですが、海外は多種多様な考え方が存在しますので、そのため、ホストとゲストでしっかりとコミュニケーションを取ることは重要です。また、禁止事項についてはしっかりと明記する他、場合によっては弁償するといったこともしっかりと明記する必要がありそうです。
 

マナーやモラルの問題

マナーやモラルの考え方も海外によって一様ではありません。
 
例えば、夜遅くまで借り手が部屋でパーティーを行い、近隣住民から「騒がしい」と苦情が来たといったトラブルはよく報告されています。「騒ぐ」という考え方は、国によって異なり、「仲間同士で楽しく夕食をとって、笑い、歌う」というのは特別なイベント時の「習慣」として行っていることもあります。
 
そのため、「パーティーや騒ぎは禁止」といった事項を盛り込むのではなく、相手の文化や考え方を尊重した上で、部屋での過ごし方を伝え理解してもらう必要がありそうです。
 


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