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楽天フリマ大手ファブリックを買収!個人間取引を強化する理由

時事ニュース yoshikawa 2016.09.05(月)

楽天株式会社(東京都世田谷区)は、インターネットでフリーマーケットサービスを展開する「ファブリック」(東京都渋谷区)を買収することを明らかにしています。
 
近年、人気が上昇している「フリーマーケットサービス」を強化していくことで、収益と利用者層の拡大、事業の持続的展開を図る狙いがありそうです。
 

 

楽天はファブリックの全株式を取得

楽天は、インターネットを通じて個人間で衣料品などを取引する「フリーマッケット」アプリ大手の「ファブリック」を買収することを明らかにし、全株式を取得することで完全子会社化します。
 
ファブリックは、2012年4月に創業して依頼、衣料とバイクのフリーマッケットサービスの企画と制作、運営を中心に事業を展開しており、若い女性の間では人気が急増しています。
 

ファブリックの「フリル」は若い女性に人気上昇

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買い物袋を持つ女性(出典:PhotoAC)
 
ファブリックが運営する衣料品フリーマッケットは「フリル」というサービス名で展開しており、主な客層としては、10代から20代の若い女性が多いのが特徴です。
 
若い女性の必須アイテムであるスマートフォンを利用し、専用アプリで写真を撮影してすぐに出品できる手軽さから着飽きた衣類をすぐに出品できる他、収入が限られる若年女性では、おしゃれな衣類を安く調達する手段としても重宝されています。
 
フリーマッケットアプリのシェア1位は、株式会社メルカリで会員数は2500万、月間流通総額は100億を超えています。ファブリックはその次2位のシェアを誇っており、会員数は450万、月間流通総額は5億円超となっています。
 

ECサイトの収益が伸び悩みにより、フリマ事業をテコに収益を拡大

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フリーマーケットイメージ(出典:PhotoAC)
 
楽天でもフリーマーケットサービスとして「ラクマ」を運営していますが、ラクマは家電製品など価格帯が高い商品が多く、利用者が30代以上の男性に偏っていましたが、今回買収した「フリマ」を取り込むことで、利用者層の拡大と商品取り扱いの幅を広げていくことで、流通総額を増やすことで利用者から徴収する手数料収入を増やしていく狙いです。
 
また、従来より展開してきたECサイト「楽天市場」などの収益が伸び悩んでおり、2015年度の連結決算では、営業利益が946億円と前年と比べると4.5%利益率が下がっている状況から、今後収益余地が高いフリーマーケットサービスを強化することで、利益率の拡大を図っていきます。
 

若年層を取り込むことで、持続可能な事業展開を目指す

楽天は、中小小売店を取り込むことで収益を拡大してきましたが、個人間取引においては弱く、オークションサービスも2016年10月を持って終了することを明らかにしています。
 
ファブリックが築き上げた個人間取引のノウハウを取り込むことで、個人間取引を強化していくと共に、今までパソコンを中心にサービスを提供してきた楽天も、パソコンよりスマートフォンを利用する若年層の利用者が多い「フリマ」を子会社化することで、スマートフォン向けのサービスを強化し、若年層をこれまで以上に利用者層として取り込むことで、長期的な利用を促し継続的な収益を得ていく狙いがありそうです。
 


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