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ウーバーが自動運転開発を強化!自動運転の動向を紹介

時事ニュース yoshikawa 2016.08.26(金)

ウーバー」は配車アプリを通じたライドシェアサービスとして産声を上げましたが、将来の完全自動運転を見据えて、配車アプリなどで培ったIT技術を武器に、ウーバーが自動運転に関する技術開発分野を強化しつつあります。
 
今回は、直近でのウーバーにおける自動運転技術開発に関する動向を見ていきます。
 

 

米自動運転ベンチャー「オットー」を買収

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オットーウェブサイト(筆者撮影)
 
米国でライドシェアとして配車アプリを提供している「ウーバー」は、米国の自動運転開発ベンチャー企業である「オットー(Otto)」を買収することを明らかにしています。
 
オットーは、元グーグルのアンソニー・レバンドウスキィ(Anthony Levandowski)氏とリオール・ロン(Lior Ron)氏が設立した自動運転の技術開発ベンチャー企業で、既存の長距離トラックに、後付できる自動運転用キットを販売しており、2016年5月中旬に自動運転キットを装着したトラックの走行デモを公開したことで大変注目を浴びている企業です。
 
今回のウーバーによるオットーの買収は、人材と知財の獲得を目的としており、将来的には、自動運転技術を利用した無人タクシーサービスの提供に繋げていく狙いがありそうです。
 

ペンシルバニア州で一般利用者に自動運転タクシーを無料提供

ウーバーは、米国ペンシルバニア州で一般利用者向けに自動運転技術を搭載した無人タクシーを実証実験の一環として無料で提供することを明らかにしています。
 
ウーバーによる無人タクシーの実証実験は、あくまでも研究開発の一環として実施されるため、研究者が運転席に同乗した形でサービスが提供されることになり、実験を通じて、安全面や課題を抽出し、2020年を目処に本格的なサービスに乗り出してく方針です。
 
利用する車両については、ボルボが提供する車両をベースに、自動運転技術開発と無人タクシーの実験と並行して行われます。
 

ボルボとの提携で自動運転分野の開発も強化

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自動車イメージ写真(出典:PhotoAC)
 
また、ウーバーは自動運転技術の開発に伴い、スウェーデンの自動車大手「ボルボ」と共同開発で両社が提携することを明らかにしており、投資額は3億ドル(約300億円)で、今後、ボルボが進めていく自動運転技術の開発をウーバーの配車アプリ等のIT技術を組み合わせることで、自動運転によるタクシーサービスを早期に提供していきたい思いがありそうです。
 
今回の自動運転の技術開発でベースとなる車両は多目的スポーツ車の「XC90」などフラッグシップ3車種で、ボルボが開発した自動運転技術と、ウーバーが独自に開発した無人タクシーシステムを組み込む方針です。
 
2016年8月11日に記載した「トヨタ自動車が配車アプリ「ウーバー」と提携する理由」において、ウーバーはトヨタ自動車とも提携をしていますが、現時点での提携は車両のリースにとどまっています。ウーバーが自動運転分野でボルボと先行して提携したことで、トヨタ自動車の今後の動向についても注目されます。
 
今回の動向で、自動運転技術開発やIT技術開発おいて、欧州勢が先行してきている様子が次第に明らかになっています。日本勢は国内での一部の実験のみに留まっていることから、日本における技術開発を世界に広めるためにも、国内外の優秀なベンチャー企業との協業やM&Aを進めていくとともに、素早い経営判断が不可欠になりそうです。


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