東京近郊の旅行には「休日おでかけパス」がおすすめ!
2016.05.08 ライフハック
首都圏に在住の方はもちろん、旅行で東京に来られる方に、足を伸ばして郊外へ出かけてみたいと考えた時に、便利で安くでかける方法としておすすめなのが、JR東日本のフリー乗車券「休日おでかけパス」です。
料金は2670円で、エリア内であれば、カレンダーの休日にあたる日に限り、乗り降りが自由なフリー乗車券です。今回は、JR東日本の「休日おでかけパス」を紹介します。
2670円でフリーエリア内のJR線が乗り放題!
休日おでかけパスのエリア(筆者撮影)
休日おでかけパスは、土日および祝日、ゴールデンウィーク、年末年始の特定の期間において、2670円で乗り降り自由な「フリー乗車券」です。
東京都内から、南は神奈川県の「小田原駅」、北は栃木県の「自治医大駅」、東は茨城県の「土浦駅」、西は山梨県の「大月駅」と幅広いエリアで乗り降りが自由にできます。
新幹線や特急電車、グリーン車も別料金で乗車可能!
品川から水戸、いわき方面を結ぶ常磐線特急「ひたち号」(東京都品川区:筆者撮影)
フリーエリア内であれば、別料金を払うことで、新幹線や特急電車、在来線グリーン車に乗車できます。
例えば、東京駅から小田原駅まで普通列車グリーン席を利用する場合、フリー乗車券2670円にプラスして、グリーン車乗車券780円を支払うと、グリーン車でゆったりと小田原まで移動できます。
普通列車グリーン券は、事前に駅で購入すると50kmまでは770円、51km以上であれば980円、車内で購入するとそれぞれ1030円、1240円に設定されていますが、休日に利用する場合はお得に設定されており、事前購入は50kmまでは570円、51km以上は780円、車内購入は50kmまでは830円、51km以上1040円で利用できます。
グリーン席を利用する場合は、休日かつ移動距離が長い場合においてお得に利用できます。
ちなみに、東京駅から小田原駅間は東海道新幹線でも移動できますが、東海道新幹線はJR東海の管轄になり「休日おでかけパス」は利用できないので注意が必要です。
片道運賃1300円以上であれば「休日おでかけパス」がお得!
休日に東京近郊へおでかけする場合、片道運賃が1300円以上であれば、往復乗車券を購入するより、「休日おでかけパス」を利用した方がお得に乗車できます。
例えば、東京駅から小田原駅まで乗車する場合、普通片道運賃は1490円、往復すると2980円になります。そのため、「休日おでかけパス」を利用すると、2670円の元がとれる計算になります。
エリア外でも差額を払ってもお得に移動できる場合も
常磐線快速に充当されているE531系。土浦より先は差額運賃が必要(東京都台東区:筆者撮影)
休日おでかけパスは、フリーエリア内での利用を想定した切符ですが、差額運賃をはらうことでエリア外でも乗車できます。
例えば、小田原駅から水戸駅まで上野東京ライン(東海道線、常磐線)で往復移動する場合、休日おでかけパスの運賃が適用できるエリアは「土浦駅」までとなっていますので、土浦駅から水戸駅までの差額運賃970円(往復1940円)を別途支払う必要があります。
小田原から水戸駅までの普通片道運賃は3670円に設定されており、往復利用した場合は7340円です。一方で、「休日おでかけパス」を利用した場合は、「休日おでかけパス」のフリー乗車券2670円に、土浦駅から水戸駅間の往復差額運賃1940円を合計すると、トータルで4610円となり、往復乗車券を購入するのに比べると2730円お得になります。
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2016.05.08 #ライフハック
Takamichi Yoshikawa
吉川です。株式や債券を中心に投資を行う傍ら、投資や金融サービス、経済に関するウェブコンテンツの作成やウェブサイトの運営を行っています。当サイトでは、ビジネスの旬なネタをご提供いたします!
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