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農業にITが融合した「AgTech(アグテック)」の活用が広がる!

時事ニュース yoshikawa 2016.12.22(木)

農業の分野においてもITを活用して生産性を向上させる取り組みが広がりつつあります。農業に従事する方の多くが年齢が高い事に加え、後継者問題など、農業においても人手不足が懸念される中、農業とITを融合した「AgTech(アグテック)」分野におけるビジネスに期待が高まっています。
 

 

ドローンを使って農薬や肥料を散布


 
農業分野において、最も活用の期待が高まってるものとして「ドローン」が上げられます。ドローンは地上からコントローラーで操作することで、狭小範囲を無人で飛行できます。
 
畑や水田などは土地の面積が広ければ、人の手で農薬や肥料を散布するのに手間がかかりますが、ドローンを活用することで、地上からコントローラーを使用し操作するだけで、土地の面積が大きい畑や水田でも効率よく農薬や肥料を散布することができます。また、人の手では困難だった空撮も可能になりますので、農作物の生育状況などの確認もできるようになります。
 
北海道旭川市の水稲圃場では、ドローンに近赤外線センサーや波長を複数の画像に分けて撮影が可能なマルチスペクトルイメージングセンサーを搭載し、稲の葉色の変化を観察し適切な収穫時期を判断しています。
 

クラウドを活用して作業記録や育成状況を管理

クラウドコンピューティングを活用して、農作業者がスマートフォンやタブレット端末から作業の記録や農作物の生育状況、農薬や肥料を散布したときの量や範囲や対象農作物などの記録を行い管理する事例も広がっています。
 
クラウドコンピューティングは、ネットワークを通じてあらゆるデータをサーバー上で管理することで、パソコンやスマートフォン、タブレット端末など使用端末や場所を問わずどこでも同一のデータを取得・編集が可能な技術です。
 
農作業者が現場でパソコンがなくても、手持ちのスマートフォンやタブレット端末から入力して、モバイルネットワークを通じてサーバーに即時反映されますので、現場に居なくても経営者がオフィスなどからパソコンでその状況をいつでも管理できます。
 
日本酒の有名ブランドである「獺祭(だっさい)」を製造している旭酒造は、原材料である稲「山田錦」を生産する農家に安定調達を実現するために、富士通の「生産者支援クラウド」を導入しています。
 

クラウドやウエアブル端末から家畜の活動状況を記録して管理


出典:http://farmnote.jp/index.html
 
家畜の活動状況を記録してクラウド上で管理するほか、ウエアブル端末を活用して家畜の活動データをリアルタイムで収集してクラウド上で管理するといった使い方も広がっています。
 
北海道帯広市のベンチャー企業である「ファームノート」が提供している家畜の活動状況をクラウド上で管理できる「Farmnote」に、現場からスマートフォンやタブレット端末で直接記録し、自宅やオフィスなどからパソコンを使い、耳標番号毎に管理している1頭毎の記録が正確にわかります。
 
また、同社が2016年8月より展開するウエアブル端末「Farmnote Color」を使い、牛の耳に装着するだけで、活動データをリアルタイムに収集し、クラウド上に自動でデータが蓄積されます。蓄積されたデータを人工知能(AI)を活用してデータ解析を行うことで、発情や疾病などの健康管理が可能になり、商品価値を下げるリスク低下につながり生産性の向上に期待できます。
 


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