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2022年度のIoT市場規模は3.2兆円規模に拡大!2015年度の約6倍に

時事ニュース yoshikawa 2016.11.30(水)

野村総合研究所が21日に、2022年度までの情報通信技術(ICT)市場予測を発表しました。あらゆる物がインターネットにつながる「IoT」に注目が集まる中、IoTの市場規模は3.2兆円に拡大していくことを明らかにしています。
 

 

IoT市場は2022年度に3.2兆円規模に拡大予想

野村総合研究所が行った、国内外におけるIoT市場の規模がどれだけ拡大するかを調査した分析結果によると、2015年度のIoT関連の市場規模は5200億円ですが、2022年度には約3.2兆円規模と6倍程度の規模に拡大すると予想しています。
 
これまでの情報通信技術はパソコンやスマートフォンなど「コンピューター」分野に特化されていましたが、今後は家電や自動車、産業機器などあらゆるものに対して、ネットワークが常時接続され、互いに通信を行うことから、ネットワークインフラがより重要な役割を果たすとともに、さらなる高速化やビッグデータの解析技術が発展することが予想されます。
 

エネルギーとセキュリティ、自動車分野が牽引

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IoT市場で最も大きく成長する産業分野としてあげられるのが、エネルギーとセキュリティ、自動車分野です。
 
調査結果によると、エネルギー分野は2015年度のIoT市場における規模としては2496億円ですが、2022年度には7360億円に、セキュリティ分野については1092億円から7040億円に、自動車分野は468億円から6400億円に拡大する見通しを公表しており、2022年度のIoT市場ではこの3分野が半分以上を占めることが予想されています。
 
エネルギー分野については、IoTが普及することにより、スマートメーターによる電力使用量の把握することや、発電設備を遠隔で制御、電力の流れを供給側と需要側の両側から制御を行い送電網を最適化する「スマートグリッド」など、IoTの活用は欠かせないものになりそうです。
 
また、セキュリティ分野においても、あらゆる物がインターネットにつながることから、やり取りされるデータを保護することに加え、第三者によるサイバー攻撃や遠隔操作による乗っ取りといった脅威が増えることも予想されることから、IoTの普及によりセキュリティの重要性が高まっていきます。
 
自動車分野では、自動運転などが普及する中、走行履歴の取得や道路情報を元に車両のルート策定など、コンピューターによって自動車を制御する際のデータ活用などが求められます。
 

ネットワーク回線数が増加、通信の高速化など技術開発も後押し

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IoTに欠かせないネットワークについては、固定回線と携帯回線共に増加すると予測しており、固定回線については2015年度の約3470万件から2022年度には3691万件に、携帯回線は1億5405万回線から1億7789万回線に増加する見通しです。
 
今までは、パソコンやスマートフォン、携帯電話といった特定の機器にネットワークが接続されていましたが、IoTが普及することで、家電や自動車、産業機器などネットワークに接続する対象が増えることから、ローカルエリア接続だけではなくワイドエリアネットワークといった携帯回線が利用可能な通信モジュールの需要が最も増加していきそうです。
 
IoTが本格化することで、2020年度を目標に研究開発が進められている携帯電話ネットワーク網である「5G」やIoT機器向けの省電力で長距離通信を実現する「LPWA(Low Power Wide Area)」など、通信分野における技術開発を後押しすることにも繋がりそうです。
 


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