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マイナス金利とは何か?貯蓄から投資への転換

時事ニュース yoshikawa 2016.01.31(日)

2016年1月30日に日銀が「マイナス金利」政策を導入することを明らかにしました。今回の発表に伴って日経平均株価が前日比でプラス600円推移するなど投資家にとっても衝撃的な内容となりました。今回はマイナス金利政策とはどの様な政策なのか、また、この政策を導入することで我々へどの様な影響を与えるのか考えてみます。
 

 

お金を貸す相手に金利を払う状態

マイナス金利とはお金を貸す際に、貸す相手に金利を払う状態のことで、通常であればお金を借りた人が貸した相手に金利を払いますが、マイナス金利を導入することで、金利を払う立場が逆転します。
 
金利とはわかりやすく言えば「お金のレンタル料」で、住宅ローンを組んでお金を借りる場合も、銀行に金利を支払う必要があります。また、我々が普段利用している銀行口座に関しても、預金を銀行に預ける=銀行にお金を貸していることになりますので、時々銀行口座に金利が振り込まれていることがあります。
 

マイナス金利を導入することで経済活性化を後押し

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出典:世界経済のネタ帳
 
今回、日銀の黒田総裁がマイナス金利を導入する事を明らかにした理由としては、中国を発端とした新興国経済の低迷と中東における地政学リスクにより、リスク資産である株を売却する動きが相次いでいることが挙げられます。
 
日銀は2016年後半を目処にインフレ率2%を目標としていましたが、物価見通の修正が余儀なくされるだけではなく、円高の進行が進めば、製造業を中心に輸出への影響が懸念されます。2008年に起こったリーマン・ショック以降も円高が進んだことにより、日本では自動車製造業を中心に採算が悪化し、工場の閉鎖や失業が相次いが事例があります。
 
マイナス金利を導入することで、企業や個人がお金を借りやすい環境を構築することで、投資を後押しすることで更なる経済効果を期待するものとなります。
 

消費者への影響は限定的

マイナス金利が導入されることで、銀行口座にお金を預けたままだと知らない内にお金がとられるのではないかと気にする方もいるかと思いますが、今回のマイナス金利については、我々消費者が利用してる一般的な銀行口座への適用はありません。
 
マイナス金利は、我々が普段利用している銀行が日本の中央銀行である日本銀行へ支払う金利に適用されます。そのため銀行は、個人や企業から預かったお金をもっと利回りが良い株や債券への運用に回すという意図があります。
 
我々消費者としても、今まで貯蓄が美徳とされていましたが、長期にわたりゼロ金利が続いており、しばらくは金利の上昇は見込めないことから、株や債券などもっと利回りが良い運用方法を模索する必要があります。
 
インフレ時代の資産運用については「貯金にもリスクあり!インフレ時代の資産運用術を徹底解説 」の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧頂ければ幸いです。
 


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