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NTTドコモが年内に交通向けのIoTサービスを開始!

時事ニュース yoshikawa 2017.01.30(月)

携帯電話通信大手のNTTドコモは、あらゆるものがインターネットにつながる「IoT」の交通向けサービスの開発を年内のサービス提供開始に向けて進めています。通信会社として、既存通信回線を利用してIoTサービスを提供することは、飽和しつつある既存の通信サービスに次ぐ、新たな商機となりそうです。

 

 

タクシーの需要予測で待ち時間を短縮できるサービス


 
NTTドコモが保有している既存の携帯電話通信回線を利用して、エリア内で通信可能なスマートフォンや携帯電話からユーザーのパーソナル情報を匿名化した上で、位置情報や年齢層などをビッグデータとして分析した上で、周囲の天候などの情報と照らし合わせることでタクシーの需要を予測し、予測した需要に基いてタクシーを供給する仕組みを開発しています。
 
例えば、人が集まるターミナル駅や公共敷設などにおいて、「この時間帯は高齢者が多い事に加え、天候の見通しも悪くなる」といった情報を元に需要を予測し、必要となるタクシー台数を算出してそのエリアにタクシーを供給します。
 
そのため、利用者がタクシーが中々捕まらずに長時間待たされるという不便が解消されるとともに、タクシードライバーにとっても需要があらかじめ分かるため、効率よく乗客を乗せることができるため、効率的に収益を稼ぐことができます。

 

有料駐車場の料金をスマホで予約と決済できるサービス


 
2017年9月からは、有料駐車場向けのサービスを開始する予定です。NTTドコモがサービスを開始する有料駐車場向けサービスは、ユーザーのスマートフォンに駐車場の空き情報をあらかじめ提供し、その情報を元にユーザーが駐車場の予約と決済を同時に行うことができるサービスです。
 
今までは、街中の有料駐車場に駐車する際、中々駐車場の空きが無く探し回るといったケースが少なからずありましたが、駐車する際にユーザーがあらかじめ空き情報を把握できるため、空きを探す手間が削減できます。さらに、スマートフォンで駐車料金の決済も可能なことから、駐車場において精算機などの支払いに係る設備を設置する費用を抑えることができるメリットがあります。
 
近年では、シェアリングエコノミーが着目される中、土地所有者がコストを抑えて駐車場として貸し出す場合や特定の時間帯だけ駐車場として貸し出したいといった場合に、スマートフォンを利用した駐車場サービスの需要が高まりそうです。
 

交通向けIoTサービスは完全自動運転への応用にも期待

NTTドコモでは、製造向けのIoTサービスや防災向けのIoTサービスを提供しており、2016年度のIoT関連の売上は300億円程度を予想していますが、消費者向けで需要が高いと判断した、交通向けIoTサービスに領域を広げることで、2020年にはIoT関連ビジネスの売上高を1000億円規模に拡大する計画を掲げています。
 
現在、開発を進めている交通向けIoTサービスは、今回紹介したタクシー需要予測と駐車場予約決済サービス以外にも、バスやトラック運転手の眠気を検知するサービスも商用化する方針を明らかにしています。
 
これらの交通IoTサービスは、2020年以降に目指している完全自動運転を実現する上でも十分に応用可能な技術でもあることから、今後のサービスの動向にも注目が集まりそうです。


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