「ポケモンGO」が22日に日本上陸!
投稿日 2016年7月25日 時事ニュース
2016年7月22日に日本で話題のスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」がリリースされました。配信日から早速ゲームを楽しむ方の姿が多く見られた他、これによる経済効果にも期待が寄せられています。
今回は、「ポケモンGO」について基本概要について触れていきます。
ポケモンGOとは?
ポケモンGOとは、iOSとAndroid向けスマートフォン向けに提供される、ポケモンを獲得し、育て、対戦を行うなどして遊ぶゲームアプリです。
従来スマートフォンに配信されていたゲームアプリとは異なる特徴としては、スマートフォンだけで完結するものではなく、実際に外出し、歩きまわることでポケモンを獲得できる点です。
スマートフォンに内蔵されているカメラ機能を使い、AR(拡張現実)技術を組み合わせることで、外の世界を歩きまわっている最中に実際にポケモンが存在しているような楽しさが大きな魅力です。お気に入りのポケモンを見つけると、モンスターボールをポケモンに投げることでゲットできます。
ポケモンGOは、7月7日に米国でリリースされたのを皮切りに人気が急上昇しています。日本では22日に配信開始され、既に多くの若い方が早速プレーを楽しんでいます。
ポケモンGOは無料でプレイ可能。有料アイテムでポケモン育成
ポケモンGOは、無料でプレイできるゲームです。単純にポケモンをゲットして遊ぶ程度であれば十分に楽しめます。さらに、ゲットしたポケモンを強化して育てていきたいと考えるのであれば、有料課金アイテムで強化も可能です。
日本経済新聞の報道によれば、米国の調査会社の結果によれば米国でポケモンGOの配信後、有料アイテムの売上が14万ドル(約14億円)あったと推測されているとのことです。
任天堂の時価総額は3兆円超え
任天堂の株価推移(筆者作成)
ポケモンGOは、「任天堂株式会社」と任天堂が32%出資を行いポケットモンスターのライセンスを提供している「株式会社ポケモン」、ゲーム開発ベンチャー企業である「ナイアンテック」の3社で共同で開発が行われました。
ポケモンGOのベースとなったのが、ナイアンテックが開発したゲーム「Ingress」です。Ingressは、現実のマップを使い青と緑の2チームで陣地を奪い合うゲームで、今回のポケモンGOもIngressと同様のデータが用いられています。
ポケモンGOが米国でリリースされるのに伴い、任天堂の株価も急上昇しています。7月7日にリリースする前の株価は1万5000円程度で推移していましたが、同月19日には3万円を突破し、終値は3万1770円となりました。これにより、任天堂の時価総額も約2兆1000億円から3兆円を超えました。
マクドナルド店舗ではアイテム獲得できるサービスを提供
横浜市内の繁華街にあるマクドナルド店舗(横浜市西区:筆者撮影)
日本で22日にポケモンGOが配信されるのに伴い、任天堂は日本マクドナルドとタイアップして、アイテム獲得やユーザー同士で対戦するスポットとして店舗を提供する方針を打ち出しました。
ポケモンGOはの人気上昇から、マクドナルドへの来客数が増えることが期待されることから、ポケモンGO関連銘柄として日本マクドナルドホールディングスの株価も2000円台後半で推移していたのが、日本でリリースされる前の21日には、3875円の高値をつけ過去10年間では最高となりました。
マクドナルドは、「BBモバイルポイント」の公衆無線LANサービスを提供している兼ね合いで、過去にもニンテンドーDSとのタイアップなど、任天堂とは深いつながりがあります。
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2016.07.25 #時事ニュース
Takamichi Yoshikawa
吉川です。株式や債券を中心に投資を行う傍ら、投資や金融サービス、経済に関するウェブコンテンツの作成やウェブサイトの運営を行っています。当サイトでは、ビジネスの旬なネタをご提供いたします!
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