電子商取引(ECサイト)を構築するための5つの方法
2017.04.30 WEB・PC関連
インターネットが普及し、法人や個人問わず誰でも気軽に情報発信ができるようになりました。さらに、誰もが簡単にウェブサイトを開設できるツールが多く登場したことで、インターネットに係る技術的な知識がなくてもウェブサイトを開設できるようになったことで、情報発信の敷居が一段と低くなっています。
今回は、はじめてECサイトを作ってみたいと考えている方に、ECサイトを構築する方法を紹介します。
ご自身でサーバーを用意してゼロから構築する
ウェブに関する専門的な知識がある場合、ご自身でサーバーを用意してゼロから構築する方法があります。こちらの方法は、誰でも思い浮かぶ方法であり、制作や何かしらのサービスを契約する費用負担が発生することなく自由自在にECサイトの構築ができます。ただし、高度な知識が必要になるため、初心者がゼロから始めるには、難易度が高く、本格的なECサイトを構築するまでに長い時間を要してしまいます。
HTMLやCSS、PHPなどのウェブに関する専門知識を有していれば、後はサーバーを用意するだけで構築することができます。近年では、サーバーも安く借りることができるレンタルサーバーも多く、自前でサーバーを構築することもなく、サーバーに係る設定や管理、運用をアウトソースできてしまいます。
ECサイトをゼロから構築するとなると、難易度が高いですが、ご自身が持っている知識をフルに活用したい場合やウェブの学習と平行して作ってみたいと考えている場合は、ゼロから構築してみるのも良いでしょう。
ECサイト構築・運営支援ツールを利用する
本格的なECサイトを構築したいが、開設まで期間をできるだけ縮めたい、必要な機能を取り込み柔軟性を確保したい、予算に合わせて作りたいといった場合、ECサイト構築・運営支援ツールを利用する方法があります。
ECサイト構築・運営支援ツールを提供している事業者のサーバーを利用する方法やあらかじめレンタルサーバーを借りておいて、そのサーバーにECサイト構築に必要なツールをダウンロードして使う方法があります。
例えば、EC-CUBEなどはレンタルサーバーへインストールすることでECサイトの構築が可能です。ただし、レンタルサーバーの準備やドメインを取得するなどの作業が必要になる他、インストールするにあたり、設定などの手順が必要になることから、ある程度のウェブに関連した知識や技術力が求められます。
はじめてECサイトを作る初心者である程度のウェブの知識がある場合、ご自身でECサイトに必要な機能をゼロから構築するのに比べ、ECサイト構築・運営支援ツールをサーバーにインストールして使用することで、すぐにデザインをカスタマイズし、商品などを登録するだけでECサイトを開業できます。
ショッピングカートASPやカートツールを活用する
ご自身でサーバーを用意しなくても予めシステムとして構築されているショッピングカートASPを利用する方法やレンタルサーバーのサービスのオプションで用意されているカート機能もしくはブログツールの拡張機能(プラグイン)としてカート機能を利用する方法もあります。
ショッピングカートASPやレンタルサーバーやブログツールのカート機能は、サービスの契約のみでカート機能が利用できることから、初心者でも一番手軽にECサイトを開設できると言えます。
また、近年ではブログ運営用のCMSである「WordPress」の人気も高まっていますが、WordPressにおいてもプラグイン(拡張機能)としてECサイト用のカート機能が多数用意されています。
ただし、ショッピングカートASPやレンタルサーバーやブログツールのカート機能は、あらかじめ構築されたシステムを利用することになりますので、機能的な制限があったり、自由にカスタマイズがしづらいというデメリットも存在します。
はじめての方で、初期コストをできるだけ抑えた上で、小さくはじめたいといった方は、これらのカート機能を利用してはじめて見るのも良いでしょう。
クラウド型のホームページ作成ツール「Wix」を利用する
ご自身でウェブサイトを構築するとなると、HTMLやCSSなどの専門的な知識が必要になるケースが大半で、知識がない場合、予め構築されたシステムを活用しながら、スキルや知識を高め、オリジナルのウェブサイトを構築していくという流れが一般的でしたが、この常識を取っ払ったのが、クラウド型のホームページ作成ツール「Wix」です。
Wixは、ウェブブラウザを利用してHTMLやCSSといった専門的な知識を必要とせず簡単なマウス操作のみでオリジナルのウェブサイトが構築できるツールです。
ウェブに関する知識がない場合、オリジナル性は犠牲にする場面が多くありましたが、Wixではマウス操作で思い通りのウェブサイトが構築できることに加え、テンプレートも500種類以上用意されていることから、無料のホームページ作成ツールやブログツールのように他人と被る確立も低くご自身オリジナルのサイトが作りやすいと言えます。
Wixは無料で殆どの機能が利用できますが、より本格的に運営していきたい場合は、月額416円のプレミアムプランに加入することで独自ドメインの運用ができることに加え、月額1,641円のeコマースプランに加入することで独自ドメインに加え、ECサイトの運営に必要となるカート機能や決済機能、受注管理システムなどが活用でき、本格的なネットショップを運営することができます。
ウェブに関する知識は殆どないが、どうしてもご自身オリジナルのECサイトを作成したいと検討されている方は、Wixの利用を検討してみるのも1つの方法です。
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2017.04.30 #WEB・PC関連
Takamichi Yoshikawa
吉川です。株式や債券を中心に投資を行う傍ら、投資や金融サービス、経済に関するウェブコンテンツの作成やウェブサイトの運営を行っています。当サイトでは、ビジネスの旬なネタをご提供いたします!